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テニス肘とは?その症状と原因
テニス肘は、肘の外側に痛みが生じる状態で、正式には「外側上顆炎」と呼ばれます。この症状は、テニスやゴルフなどのスポーツに限らず、日常生活でも発生することがあります。
テニス肘の主な原因は、肘の使いすぎや負担がかかる動作によるものです。たとえば、重い物を持ち上げる、長時間パソコンを使うなど、腕を頻繁に使う仕事や趣味が影響します。
症状は、肘の外側に鈍い痛みを感じたり、手首を使うと痛みが増すことがあります。こうした痛みが続くと、日常生活に支障をきたすこともあるため、早めの対策が必要です。
手術が必要な場合とは?
テニス肘の治療法には、まず安静やリハビリ、薬物療法などがありますが、これらの治療が効果を示さない場合、手術が選択肢となることもあります。
手術が必要な場合は、以下のような状況です。
- 痛みが長期間続く場合
- 日常生活に支障をきたす場合
- リハビリや薬物療法が効果を示さない場合
- 肘の動きに制限が生じる場合
あなたがこれらの状況に当てはまる場合、専門医に相談し、手術の必要性について検討することが大切です。
テニス肘手術の種類
テニス肘の手術にはいくつかの種類がありますが、一般的なものは以下の通りです。
1. 内視鏡手術
内視鏡手術は、最小限の切開で行われるため、回復が早いのが特徴です。肘の内部を直接見ることができるため、正確な治療が可能です。
2. 開放手術
開放手術は、肘を大きく切開する方法です。腱の状態を直接確認し、必要に応じて修復を行います。回復には時間がかかりますが、効果が高い場合があります。
3. PRP療法
PRP療法は、自己血液を用いた再生医療です。血液から抽出した成分を肘に注入することで、炎症を抑え、治癒を促進します。手術を避けたい方には良い選択肢です。
テニス肘手術の費用
手術を決断する際に気になるのが、その費用です。テニス肘手術の費用は、手術の種類や病院によって異なりますが、一般的には以下のような範囲になります。
- 内視鏡手術:10万円〜30万円
- 開放手術:20万円〜50万円
- PRP療法:5万円〜15万円(注射1回あたり)
この費用には、入院費や検査費用が含まれる場合もあるため、事前に医療機関に確認することをおすすめします。
保険適用について
テニス肘の手術費用は、健康保険が適用される場合があります。保険適用の条件や手続きについては、各医療機関で異なるため、事前に確認することが重要です。
一般的には、医師が手術の必要性を判断し、その結果、保険が適用されることが多いです。手術を考えている場合は、まずは専門医に相談し、必要な手続きを確認しましょう。
手術後のリハビリと回復
手術後は、リハビリが不可欠です。リハビリを通じて、肘の動きを取り戻し、再発を防ぐことが重要です。リハビリの内容は、医師や理学療法士が個々の状態に合わせてプランを立てます。
一般的なリハビリの内容は以下の通りです。
- ストレッチ運動
- 筋力トレーニング
- 可動域の改善
- 日常生活の動作指導
リハビリ期間は、手術の種類や個人の状態によって異なりますが、数週間から数ヶ月かかることがあります。
まとめ
テニス肘は、生活の質を大きく左右する症状ですが、適切な治療を受けることで改善が見込めます。手術が必要な場合、その費用や保険適用についてしっかりと理解し、適切な選択をすることが重要です。手術後のリハビリも忘れずに行い、再発を防ぎましょう。あなたの健康を守るために、早めの対策をお勧めします。
